しほろの「ひと」

しほろが魅力的なまちなのは、そこに住む人が輝いているから。士幌の人にインタビュー

小野寺 雅さん、舞さん

チャンスを掴み、新規就農。5人の子どもと歩む未来

小野寺牧場

小野寺 雅さん、舞さん

士幌町で新規就農して9年目。今では約100頭の牛を飼育する立派な酪農家となった宮城県出身の小野寺雅さんと兵庫県出身の妻、舞さん。5人の子どもを育てながら、士幌町で暮らす魅力について聞いてみました。

尊敬できる牧場経営者と出合って

小野寺雅さんは帯広畜産大学の出身で、大学時代は牛を飼い、乳を搾る「うしぶ。」や羊を研究する「シープクラブ」に所属していました。妻の舞さんも同大の出身で「うしぶ。」の同期。2人とも根っからの動物好きです。「牛がモグモグと口の中で草を反芻させている姿がたまらなくて」と話すのは舞さん。2人は出会ってすぐ意気投合したそうです。
雅さんは大学を卒業後、帯広市内の牧場に就職。「早く独立したいと思っていました。経営者になりたかった」。独立のチャンスは思ったよりも早く訪れました。25歳のとき、大学のシープクラブの同期が士幌町の牧場を紹介してくれたのがきっかけ。後継者がいなかった牧場は「やる気のある若い夫婦」を探していて、小野寺さん夫婦はぴったりと当てはまりました。離農者から新規就農者への引継ぎは、1年以上の研修を行うのが通例。舞さんは「前のオーナーは『失敗してもいいから』と任せてくれて。なんでも自分でやりたいという主人の気持ちをわかってくれた心の広い方です」と振り返ります。この出合いが小野寺牧場の発展に欠かせないものとなりました。

黙々と働き、牛と向き合う雅さん。大学時代から真剣に牧場経営を考えていました。

黙々と働き、牛と向き合う雅さん。大学時代から真剣に牧場経営を考えていました。

 

夢を叶えたから、次の夢ができる

小野寺家には子どもが5人。「生き物を相手とする仕事ですし、簡単には家族で旅行にも行けない。ごめんね、という気持ちはあります」と舞さん。けれど傍らにいた三女茜音ちゃんは、牧場の外の草原で楽しく遊んでいました。敷地は広く、毎日が大冒険。そんな生活を満喫しているように見えます。
小野寺さん夫婦にはさらなる目標があります。「肉牛もやってみたいですね。頑張った結果が目に見えるのでやりがいがあると思う」と話すのは雅さん。静かな口調だが、心の内にはメラメラと燃える闘志が感じられます。また、将来的には今の牧場を新規就農者の研修牧場にしたいという夢があります。現在、従業員を2名雇用。新規就農者として挑んだ小野寺さんだからこそ教えられることがあることでしょう。「自分たちのような人たちを送り出したい。門を叩いてくれる人がいるといいですね」。ここから新たな輪が広がっていきそうです。

雅さんと舞さんは20歳のときに結婚。「まさか5人も子どもが生まれるとは思っていませんでした(笑)」。

雅さんと舞さんは20歳のときに結婚。「まさか5人も子どもが生まれるとは思っていませんでした(笑)」。

 

 

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